勉強になります。ピザ窯での西左官。

4月の下旬から工事に入りましたHこども園のピザ窯。

GW明けから左官名人の西さんがピザ窯本体の作成に入りました!

なんだか楽しそう。

さすが名人、ポロシャツもおしゃれです。

 

ピザ窯にかまど2台を合わせたレンガ造り。

前回もご説明したように空気の流れが一番大切です。

空気が下から上へ抜けるように。

落ちた灰が空気の流れを邪魔しないように、それでいて掃除もしやすく。

「ロストルがどこも置いてなくて、手に入れるのに苦労したど」

黒い網の皿を「ロストル」と言うらしい。勉強になります。

 

「高温になるけど、レンガの目地やモルタルは割れませんか?」

⇒「セメントを少なくして石灰を多めに入れると高温にも耐えるぞ」

なるほど、勉強になります。

 

使う煉瓦はあらかじめ水に浸けておきます。

レンガがモルタルの水分を急激に吸い取り、後から剝がれたりします。

水をしみ込ますことでモルタルの急乾燥を防いで、くっつきが良くなります。

 

レジェンド西さんも70歳を超えたので、そろそろゆっくりしたいのだとか。

現場サイドとしてはいつまでも元気で熟練の技を見せてほしいところですが。

ピザ窯が欲しい方、注文はお早めに笑

 

園の先生も見に来られて、「卒園児も呼んでピザパーティーを開くんです」

すごく楽しみにしていました。

熱い眼差しを背中で受けながら、黙々と仕事をする。

職人の中の職人、西さん。

背がちっちゃい者同士、気が合います。

ある人は言います・・・「小さな巨人」と。

大地でした!