9月1日が防災の日だったという事で
今回は住宅のチラシなどでよく見かける「耐震等級」についての豆知識です
「耐震等級」とは
建物がどの程度の地震に耐えられるかを示したものです
建物の品質を第三者である「住宅性能評価機関」が国の定めた「住宅性能表示制度」に沿って住宅の性能を評価するのですが
その評価のひとつに「耐震等級」があります
耐震等級は1~3の3段階あり
数字が大きいほど耐震性が高いことを表しています
<耐震等級1>
「極めて稀に発生する地震に対して倒壊、崩壊等しない程度」
耐震等級1は建築基準法で定める全ての建物の最低限の耐震基準と同等性能と定められており
数百年に一度と言われる震度6強~7に相当する大地震に耐えられる性能を持つとされています
倒壊崩壊などはしませんが、ある程度の損傷は想定されています
<耐震等級2>
「極めて稀に発生する地震の1.25倍の力に対して倒壊、崩壊等しない程度」
耐震等級2以上の性能がある住宅であれば「長期優良住宅」と認められます
この「長期優良住宅」と認定された建物は補助金や税の特例措置を受ける事ができます
ちなみに学校や病院などで多く採用されている等級になります
<耐震等級3>
「極めて稀に発生する地震の1 .5 倍の力に対して倒壊、崩壊等しない程度 」
災害時の救護や防災拠点として重要な施設(消防署や警察署など)は耐震等級3で建設されています
近年では一般住宅でも耐震等級3を採用するところが増えています
国土交通省によると平成28年4月に発生した熊本地震で耐震等級3の住宅の倒壊数は0棟だったそうです
<メリット>
性能評価を取得した住宅は火災保険などの特約として付く地震保険料の割引を受ける事ができます
地震保険料の割引率は取得した等級により異なり
耐震等級1なら10%
耐震等級2なら30%
耐震等級3なら50%の割引率になります
※割引を受けるには指定の提出書類が必要になります
その他、住宅ローンの金利引き下げや税制面での特例があるというメリットも得られます
<デメリット>
住宅性能評価を取得することにより得られる「耐震等級」ですが
その住宅性能評価を得るために
一般住宅より建築コストが上がります(性能の高い資材や技術が必要なため)
また耐震性能を上げるために窓を小さくするなど
設計デザインに制限かかることも
そして取得費用(設計費用・申請費用など)のコストもかかります
という訳で今回は「耐震等級」についての豆知識でした
説明文の下書きかなり長くなったので大分削りました
分かりづらかったらごめんなさい!
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以上、国語力低めの満冨でした
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