流れるように

ゴールデンウイーク、

お盆、

年末年始(お正月)、、、

この国には祝日や習慣となっているまとまった連休が年に3回あります。

なかでも正月休みは日数的にほとんどの企業が長くお休みになる期間です。

大手メーカーの工場などは年末から年始にかけて2週間ほど操業を停止するか、注文を受けなかったりします。

そのあおりもあり、事前に資材などは手配しておきます。

気持ちよくお正月を迎えられるように。

資材もですが工程や人員も12月は他の月よりシビアに手配します。

 

南九州市のとある現場。

大工工事も終盤。

せっこうボードの必要数を数えて、手待ちにならないように現場搬入。

 

緑の作業服の電気屋さんが配線の最終確認を行い、

 

翌日にはボード張り完了です。

 

外部では雨樋の取り付け

 

翌日に屋根清掃

 

その翌日には足場の解体です。

 

慌てさせるのは事故の元なので無理な工程にはしませんが、無駄がない「川の流れ」のように数週間前から手配しておきます。

 

近頃は職人不足がこの業界の悩み。

急にお願いしてもなかなか対応できません。

逆に前もって予定と内容を伝えておけば、しっかりと準備して作業できるので仕上がりも良いです。

 

建築現場には20種ほどの職種の方が携わります。

ただ、その仕事が表面的に見えるのは20%程度。

他の80%は完成後は直接見ることはできません。

 

大工さんが貼ってくれたせっこうボードも、、、

このように見えなくなってしまいます。

※別現場のものです※

 

仕上がるとすごくきれいな内装。

内装屋さんの腕がいい!

だけではありません。

見えない80%の仕事をしっかりしているから、20%の仕事が”栄え”ます。

 

見える・見えない、合わせて100%の仕事の集合体 = 完成

 

携わる人みんなが一番いい状況で仕事に入れるように。

「流れるような」現場を!

「流れ」担当の大地でした!