お疲れ様です!弥栄です
前回のつづきになりますが
省エネに関するお話しです
調湿機能を持った壁の仕上げ材は
『珪藻土』や『漆喰』などの塗り壁が代表的ですが、
このような左官壁での施工となると、
一般的なビニールクロスと比べると大きく金額が上がってしまいます
そこで新たに生まれたのが
卵の殻を再利用した『エッグウォール』です
珪藻土は表面にある無数の穴(孔)で
吸湿・放湿を繰り返すことで調湿機能が生まれます。
肝となるのは無数の穴なんですが、
卵は殻の表面から酸素を取り込むための気孔があり、
同様のはたらきをすることがわかりました!
工場で出た卵の殻を分別・乾燥させ
細かく砕きパウダー状になったものを
紙の上に吹き付けて完成したものが
エッグウォールです
このエッグウォールはビニールクロスと同様に
内装屋さんが施工をするんですが、
仕上がりは表面がざらざらしており
左官仕上げのような質感になります
金額的にはビニールクロスより高くはなりますが、
珪藻土の半分以下でできるため
コスト的に左官壁をあきらめていた場合にも
十分検討の余地があると思います
ちなみに、私たちの生活に欠かせない卵ですが
おおよそ20万トンもの卵の殻が排出され
これらのほとんどは、お金をかけて焼却もしくは埋め立てで処分されます。
こうした資源をリユースすることでゴミやCO2の排出量が減るので
環境にやさしい点も素晴らしいポイントですね
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