十人十色
みんな違って みんないい
小さいころからよく聞いた言葉。
個性を大切に。と何度も教わりました。
集団行動が得意な日本人と言われますが、必ず個性があります。
家づくりはその個性がよく表れます。
車のように”その車種”を選ぶものとは違います。
工務店の人から「こうした方がいいですよ」のアドバイスは必ずあるはずですが、個性を優先すべきかルール的なものを優先すべきか迷うところ。
そこでよくある質問をまとめてみました。
①吹抜けorフラット天井
吹抜けの良いところは何といっても開放感。
そして窓から入る光の明るさ。
広くて明るい空間は気分も晴れ晴れなります。
デメリットでいうと快適さが落ちやすい・・・
大空間になると空調が効きにくくなりやすいので、断熱性を高める必要があります。
フラット天井は吹き抜けの逆の効果となります。
空調は効きやすく、照明器具などのメンテナンスもしやすいです。
吹抜け分にかかる内装や大工費用も抑えられます。
囲まれた場所が好きな方にオススメ!
建築目線で言うと低い天井で狭い空間がいろいろな面で有利なところが多いです。
②窓 大きいor小さい
窓は明るさと通風のために必須のアイテム!
部屋の大きさに応じて最小限のサイズが法で決められています。
ただ法の最低限の大きさはかなり小さいです。
大開口窓
大きく開くと明るくなり、外の景色も楽しめます。
光が人の心を明るくさせるのは科学的にも証明されているようですが、人間は暗いところに怖さを感じ、明るいところに安らぎを感じます。
デメリットでいうと外からの目線。
自分から外が見えるということは、外から中も見えてしまいます。
なのでフェンスや植栽で目隠しが必要になります。
しかしコストアップになってしまう・・・
そんな方にオススメなのがフィルム入りの複層ガラス。
写真では見にくいですが薄いブロンズ色のフィルムが鏡のように光を反射して、中の様子が見えにくいです。
部屋によっては目線が入らない高い位置に窓を入れてみても
窓は建築目線的に言うと小さい方が利点が多いです。
何といっても断熱のロスが少ないです。
分かりやすく言うと冬にモコモコダウンジャケットを着て、へそ出ししているような・・?
断熱窓でも壁中の断熱材の性能には遠く及びません。
かと言って断熱環境最高の暗い家はあまり住みたくないですよね
大きさのメリハリと取り付ける位置が大切になってくるので、そこはプロの方に相談しましょう。
新築住宅の引き渡し後の10~20年後で後悔したところ2位が暑さ・寒さ・暗さ・風通し。
どれも空間の大きさや窓に起因するものです。
明るくて広いけど寒い、、、
環境は過ごしやすいけど暗くて気分が上がらない、、、
冒頭で申し上げたように個性が表れた要望はとても大事です。
要望と同じくらい環境も大事だからこそ、「決められた機械的な返答」ではなく「個々の思いをくみ取った一番バランスよい提案」がとても大切です。
難しく考えず「どう暮らしたいか、何に困りたくない、何を解決してほしい」をしっかり伝えることが近道かと思います
次回も どれが正解!? シリーズでいこうかな。
人里離れた場所に窓開けっぱなしで暮らしたい派!
大地でした!
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