休暇を取って、山に行ってきました。

若い頃登った北穂高岳にもう一度登ってみたいと思っていました。「今登らないと、もう行くことはない」という思いもあり頑張りました。

自宅から車で16時間、岐阜県ひらゆの森、あかんだな駐車場からバスで、上高地へ。

ここから登山スタートです。

明神、徳澤、横尾を経由して涸沢迄、6時間。ここまでは普通の登山コース。

一日目はここまで。この日は涸沢小屋に泊まります。

二日目の朝、涸沢小屋からのアーベンロートが綺麗です。

ここから北穂高岳に登ります。ヘルメットを装着して、気を引き締めて登ます。

北穂高岳頂上までは、ほとんどがガレ場(石だらけ)か、岩場。気を抜かずに登ります。

長い岩稜には鎖が付けられています。鎖だけに頼らず、確実に三点指示で岩をキープしながら登ります。

北穂高岳の小屋が見えてきました。ほぼ頂上に建てられています。

頂上に到着です。無事登頂できました。

43年ぶりの北穂高岳です。

43年前、登山経験も少なく、大した装備もなく、ただ若さだけで槍ヶ岳から大キレットを超えて、北穂高岳に来た記憶があります。

当時に比べたら、今は登攀技術や装備は充実してると思いますが年齢を考えると、そのコースは無理です。ですから今回は涸沢からの南陵コースにしました。

北穂高小屋に到着です。3000メートル超地点の山小屋です。日本で最も高い所にある山小屋です。以前、ここに来た時に、山の頂上近くで風雪がすごいだろうになんでこんなところに建てたのだろう、と思ったのでした。

北穂高小屋に着いたら、生ビールを飲もう、と心に決めておりました。

北アルプス連峰を眺めながら、登頂の喜びに浸かって飲むビールは最高にうまい。

そうこうしていると、登山者の一人が、小屋の脇の崖から転落してしまいました。大事には至らなかったようですが、肋骨骨折と足の捻挫、頭を打っているようでした。運よく近くをパトロール中の岐阜県警山岳救助隊が駆け付けてくれて、県警のヘリで搬送となりました。

山の夕暮れは神秘的です。雲の複雑な流れが面白い形を作ってくれます。

小屋の朝です。東側の常念岳の肩からのご来光です。

振り返ると、10年前に登った奥穂高岳が朝日に照らされて綺麗です。

さあ、下山です。登りより下りの方が危ない。

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