中学校の改修工事は、今月末で完了です。
外壁補修・塗装工事が主な工事です。
外壁は約4000㎡の外部足場が設置されました。
足場工事は、主工事の補助的な工事ですが、建築工事の中では危険な工事です。
足場組立・解体の職人や塗装などの作業員の転落事故は重大事故につながります。
また、風にあおられたり、取付不良による倒壊事故などは隣接施設への損傷などにもなります。
私は、三十数年前、2階建共同住宅の現場で、突風による足場の倒壊事故を経験しました。
単管足場でしたが、隣の住宅に倒壊して、その建物の復旧や補償など苦労しました。
十年ほど前には、公共建物の工事中、急激に発達した台風のために、社員総出で雨の中、枠組本足場のシートの撤去をしたことがありました。
風が強くなっている中での足場の上での作業ですので、非常に危険な作業でした。
最近でも、住宅新築工事でビケ足場が風にあおられて、作業員の事故がありました。
そんな経験があると、「足場は危険」という恐怖があります。
現場を回って、足場のブレースの外れは無いか、先行手摺の固定金具は締まっているか、アンカーはぐらつかないか、等見て回ります。
これが、意外と有るんですよ。
都度直します。
足場職人や、塗装作業員等は、危険だけど「滅多に事故は起こらない」、という意識があるようです。
今まで、無重大事故に接していないからでしょう。
怖いですね。