谷本道哉氏(近大准教授)によりますと、筋力は60歳代から急激に下降します。
80歳になると30歳の時の半分程度まで減ってしまう。
したがって生活機能に不自由をきたすようになります。
筋肉量の減少は、心不全や脳梗塞、糖尿病などのリスクが増えます。また免疫機能が低下します。
衰えた筋肉はもとには戻らないのか。
筋肉は環境適応能力があり、ちゃんと負荷をかけてあげれば、筋肉は太くなります。
年をとっても元気で働くためには、気力、体力、モチベーションが必要です。
体を鍛えることが必要です。
私は、60歳でマラソンを始めました。菜の花マラソンを3回、鹿児島マラソンを1回、完走しました。
マラソンを始めたきっかけは、菜の花マラソンのボランティアをしたことです。
筋力の衰えを感じ始めた頃でした。自分が42キロ走るのは無理だと思っていました。
でも、私と同じぐらいの年齢の方が走っているのを見て、自分も走れるのではないかと思ったのです。
それから、トレーニングを始めました。
体重も10キロぐらい落としました。
現在健康で働き続けられるのは、あの時のきっかけがあったからだと思っています。
出来ないと思って、行動を起こさないのはもったいないです。失敗することもありますが、とにかく行動してみることですね。