私がこの業界に入りたての頃、先代の社長(親父)に教えられたことがあります。
「いい仕事をすれば、お客さんは付いてくる」、
施主様の住宅に対する要望が今ほど多岐にわたることもなく、
使用する材料や性能も選べる余地が少なかった時代ですから、
工務店側の「能力や熱意」が仕事の善し悪しの判断基準であり、
公告や広報手段も狭い地域での「口コミ」が殆どでしたから、先代の社長の考えで良かったのでしょう。
今は、広告や営業形態は進化しており、ハウスメーカーなどは確立した感さえあります。
営業マンは売上高という数字が出やすい仕事であるがために、より報酬の高い住宅メーカーを渡り歩くような状況もあります。
営業マンはそのために、一生懸命に勉強をしてスキルを上げていることもあるかもしれませんが。
ただ、地域密着の仕事をさせて頂いていると、引き渡したお客様との長い付き合いがあります。
親の住宅を作らせて頂いて、その30年後に子の住宅を建てさせて頂くことは、マル川建設ではよくあります。
そう考えるとやっぱり「いい仕事をすれば、お客さんは付いてくる」、ということなのかな。