働く人たちの「心理的安全」

今年、気になったニュースは、大手電機と大手金融会社の品質不正・システム障害問題。

マスコミの評価によると、「言うべきことを言わない、言われたことだけしかしない」、「見て見ぬふり」の体質があった、だから各人が自分の守備範囲にしか注意を払わず、そのことでまずい事態が起きていても、知らんぷりでやり過ごしていた、ということです。

 

大企業は、高度にシステム化された仕事をしているはずだから、そんなことはない、と思っていたけど、あるんですね。

我々のような小さな会社では、推して知るべし、というところですかね。

 

 

なんでこんなことになるんだろう。

社員達に「心理的安全性」が無いのではなかろうか。

Googleは、生産性の高いチームに一番必要なことは、「心理的安全性」であると言っています。

 

「会社が色々考えさせてくれて、世話して、育ててくれる。仕事には明確な目標や計画があって、それを自分のやり方でちゃんとやれば、ちゃんと評価されて、ボーナスも出る。目標だってある」、こんな感じですね。

 

こう言うと、「安全性の高いチーム」は、いわゆる「ヌルい職場」と思われがちですが、違います。

「ヌルい職場」は、安全性は高いが、求められる仕事の水準が低いので居心地がいいだけで、充実感や自己成長感は、あまりありません。

他方、安全性が高く、仕事の水準の高い職場は健全な衝突が起こり、組織としての学習が促され、優れた成果を上げやすい。ということになります。

 

来年に向けて、我が社の目標としたい。

 

 

 

来年も、マル川建設をよろしくお願いします。

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