裏舞台

マル川建設では今日で夏の仕事納め。明日からお盆休みです。

8/13~8/16までお休みさせていただきます

 

工事も終盤に近付いてきた枕崎市のK様邸。

各所で仕上げ工事に入っています。

玄関先では59歳だけど髪の毛がもっさりフサフサの東左官がタイルの切断中。

切ったタイルを位置合わせしながら、再度ミリ単位で精密にカットしていきます。

玄関に入った方はタイルの柄や色を見るかと思います。

けど職人さんが裏で考えていることにはなかなか気づかないこともあります。

奥から順番に詰めて貼ると、最後に必ず中途半端の寸法になるタイルが発生します。

それでは美しくありません。

前後左右が対称に美しく見えるように。「割り付け」と言います。

 

内部では万能内装屋さんの北さんがクロス下地のパテ入れ作業中。

いつも爽やかでかっこいい髪型です。

石膏ボードの継ぎ目やビス穴部分を平らに仕上げていきます。

通常はこの部分だけでいいのですが、ここの住宅ではリビングに卵の殻を使ったエッグウォールペイントを使用するため、かなり細かな凹凸が表面にでないように広範囲にパテ処理を行ってくれました。

誰が見てもまったく分からないほどの凹凸ですが、仕事に嘘はつきたくないのが職人さん。

「壁に横から光が当たった時にでもしっかり平坦に見えるように」

壁が平坦に見えるのは当たり前かもしれませんが、その当たり前を実現するために多くの裏仕事があります。

 

外部では元々あった倉庫の外壁塗装。

自分の事よりも綺麗に仕上がることが優先。

終わった頃にはこんな姿に。

うん、男らしい短髪でかっこいいです笑

 

完成したものは表面しか見ることができません。

けれどもその綺麗な表面を作り出すために、何倍もの労力をかけた裏舞台があります。

最近はコロナウイルスの影響でなかなか見学会などを開けていませんが、次回開催する際はそんな裏舞台を思って表面を見てもらえると職人さんたちも嬉しい限りです。

 

自称:裏表のない性格!

大地でした!

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