裏方あっての表舞台

10月生まれの大地です。

今年の誕生日は日曜日だったので何をしようか考えていましたが、結局友人宅の引っ越しの加勢となりました笑

 

住宅をはじめとした建築工事といえば・・・

思い描くのは大工さんが骨組みを組み立てたり、屋根屋さんが屋根の上で作業していたり、、、

現場での職人さんが働いてる姿を真っ先に思い浮かぶかと思います。

工務店の事務所は事務員さんが2~3人いるくらいで、寂しい雰囲気と思っている方も少なくないのでは?

 

ところがどっこい。

経理業務以外の事務所での業務も意外と多いのです。

 

最近一人で現場を任され始めた弥栄社員。

パソコンの画面とにらめっこ。

手は動いていなくても、ぶつぶつ言いながら、ものすごく考えています。

来月から着工予定の新築物件の電気配線図を作成しています。

スイッチやコンセントの位置を、その家に住んだつもりになって配置しています。

暮らし方もここ数年で大きく変わってきていますので、それに合わせた配置が必要です。

例えば掃除機。最近はワイヤレスが主流。

なので掃除機用のコンセントは廊下にあるよりも収納庫内にある方が便利。

大まかに配置しているのではなく、狙って配置しています。

 

生コン打設時はしょっちゅう加勢に呼ばれている田代社員。

今日は構造図面のチェック。

その傍ら、社内掲示板にあげられた連絡事項を確認。

図面作成以外にも調べ物や、ちょっとした雑作業を引き受けてくれるので業務が円滑になります。

 

事務所内での相談役の今村社員。

店舗改修で施主様にプレゼンするためのプランを作成中です。

施主様が建築のことを知らないのは当然のこと。

「こんな感じがいいなー」

少ないヒントから施主様の好みを想像以上の形にして示せるように。

カラーサンプルを見ながら入念に配色を決めています。

 

そして社長。

社長は誰かに指示をもらえるわけではありません。

いつも自分の役目を自分で考えて、社員に道を示せるように。

分かりやすく言うと「何をやっているのかよく分からない」のが社長業です(笑)

ちなみに本日は問い合わせのあった土地の情報を集めて、懸案事項がないか調べています。

 

お客様を完成物件や施工中の現場に案内することはありますが、事務所内を案内することは少ないです。

現場以外でスタッフがどんなことをしているのかも見えないところが多いです。

そんな表に出ない「見えない力」があるから工事が着工でき無事に建物が完成できます。

時には、ある案件の1つの問題を全員で悩んで考えて解決できる方法を探ったりします。

事務所=つまらない と感じる方もいるのでは?

そんなことはありません。やりがいに満ちています。

 

ちなみに・・・

大手メーカーなどは設計専門や営業専門などかなり分業されているようですが、

マル川建設では営業担当が図面を作成して、見積もりを作って、工事の段取りをして、現場作業もしたり、、、

効率は悪いのかもしれませんが、1つの案件の随所に携わることで愛着や責任感が生まれ、完成時の達成感も大きいです。

お客様も「人」ですが、働く人も「人」です。

1つの建物で同じ喜びを分かち合えるように。

 

 

 

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