完成見学会2。建売住宅と注文住宅

今回の完成見学会は、注文住宅と建売住宅の2棟をご覧頂きましたが、違いについて説明します。

注文住宅は発注者が設計段階から関わりながら作り上げていきます。ですから住む人の意思が反映された自分好みのオンリーワン住宅となります。

設計士や工務店と何度も打合せを重ねながら設計し、工事に入ってからも色決めやオプション工事の選定など発注者もかなりの時間を費やさなくてはなりません。自由に設計や工事を進めることが出来る反面、発注者もかなり勉強して知識を高めて頂く必要もあります。

完成までの時間も長くかかります。一般的に土地探しから入居までは約1年かかります。

また追加や変更工事によって予算も変動します。余裕を持った工期や予算組が求められます。

ただ、この時間が楽しいということもあるかもしれません。

建売住宅は、立地条件やプランの好みや予算など確定したものを買うことになります。

自分の目で建物の善し悪しを確認してから購入を決めることが出来、購入費も確定していますので住む時期や資金繰りがきっちりできます。

注文住宅は、「自由設計住宅」とか「フルオーダー住宅」とかハウスメーカーや工務店によって呼び方は様々ですが、ハウスメーカーの場合、ほとんどが「セミオーダー住宅」になっている様です。数種類のタイプから予算に合うものを選んでもらって、その決められた仕様の中でキッチンやドアの色を決めるということになります。

もちろんハウスメーカーにも当たり前のフルオーダーの注文住宅もありますが、かなり高価になります。

また、建売住宅は売り切ることに主眼を置いて、売りやすくするためにローコストで販売しているケースが多いために、粗悪な住宅と思われがちですが、すべてがそうではありません。家づくりのプロたちが自分の家を作るんだったらこうしたいという思いや英知を集めて作られた建売住宅もあります。

今回の見学会の建売住宅「喜木庵」は、買い手がつくまでの間はモデルハウスとしての展示予定もあり、質の高い住宅に仕上げております。長期優良住宅の認定も取得しております。

前の記事

完成見学会。

次の記事

地鎮祭